
沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、平和学習中の同志社国際高(京都府)2年の女子生徒ら2人が死亡した事故を巡り、日本共産党の田村智子委員長は17日、那覇市内で開かれた演説会で「修学旅行の高校生を船に乗せたこと自体が重大な誤りであり、ヘリ基地反対協議会の構成団体である日本共産党として、私からも心からおわびを申し上げる」と謝罪した。
田村氏は演説で「最愛の娘さんを亡くされたご遺族の悲しみや怒りがどれほど深いか。このことを決して忘れることなく、事故原因の解明、ご遺族への謝罪と補償が行われるよう尽力をしていく」と強調した。
田村氏は演説終了後、記者団の取材に応じ、「(抗議団体側が)直接の謝罪がまだできていないということも対応に適切さを欠いている。二重におわびしなければならない」と語った。同党沖縄北部地区委員会は2隻を運航した抗議団体の構成団体である。
産経新聞の取材では、転覆した抗議船「平和丸」の男性船長は以前、党公認で沖縄県内の地方選挙に出馬し、落選していたことが判明している。船長について田村氏は「捜査中であり、船長の個人的な情報は報道されていないためコメントを控える」とし、「捜査当局の何らかの対応を受け、私どもも対応したい」と述べた。
今年2月の衆院選で沖縄1区から出馬し落選した同党前衆院議員の赤嶺政賢氏は開会のあいさつで「尊い命が失われているにもかかわらず、インターネットや右派系のメディア・月刊誌では、ありもしないさまざまな攻撃が拡散され、見過ごすことはできない状況になっている」と指摘した。
今回の「県知事選挙・いっせい地方選挙 必勝 日本共産党演説会」には9月の知事選で3選を目指す玉城デニー知事も出席し、「(米軍普天間飛行場の)辺野古移設を断念し、県外、国外への移設および早期閉鎖返還についてあらゆる機会を通じて積極的に訴えていく」と声を張り上げた。統一地方選の立候補予定者も自身の名前が書かれたたすきをかけて登壇し、自己紹介のうえ「決意表明」を述べた。